「ため息」
この特徴的な息の吐き方は身体が緊張して極度にストレスを感じたときに無意識に口から出ることになるのですが、
その際には息を大きく吸い込んで大きく吐き出す動作を行います。
この動作は身体により多くの酸素を取り込んでストレスからくる息苦しさを解消する事になります。
ため息は、精神面で見たときには意外にもポジティブな効果をもたらすとして心と身体の双方に良いものと受け止められています。
脳内ホルモンとの関係
ではなぜ精神科の見地で見たときにポジティブ効果があると考えられているのでしょうか。
一般的にはネガティブなものとして捉えられがちなため息、これはゆっくり大きく行う呼吸と関係があり、
息を吐く際には横隔膜を使い深い呼吸をすることから自然に腹式呼吸を行うことになり、
この腹式呼吸はリラックスを感じさせる脳内ホルモンの分泌をより活発にする効果が期待できます。
呼吸との関係
また人間は呼吸を行うごとに脳の扁桃体と呼ばれる部位でネガティブな感情を感じる事になるのですが、
ため息をすることにより呼吸をゆっくり時間をかけて行うことから通常よりも呼吸の回数が一時減り、
脳が認知するネガティブな感情の回数を減らしポジティブ効果がある点も大きなポイントになり、
精神科ではストレス解消のために積極的にため息をつくことを勧めています。
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