高卒後、家事手伝いをしている19才の女性です。
家族は父母、兄(25才)、弟(中二)、妹(中一)の六人ぐらし。
家の商売は酒屋です。
祖父の代の借金が癌になり、大変苦しく父は毎日金策でかけ回り、
家族経営の小企業のため店員は一人も居つかず、
店は母と兄、私と三人だけでどうにかきり回して来ました。
私は高校時代から栄養士になりたく、
一人立ちするため上京して自活しようと決意しておりましたが、
高校を終えた去年の三月に兄が無免許でつかまり一年半の停止を言い渡されました。
そのため必然的に私が免許をとり店の主な仕事、家事等たづさわり、
簡単に家を出てゆけないでいるうちに、去年の秋、中学二年の弟が結核性脳膜炎という
ひどい病気にかかり、一年以上入院しなければならない事となりました。
弟の事、家の事を思うと、
自分ばかり自由な道を行くわけにもいかず随分今迄悩みつづけてきました。
ところが、更に、近頃では兄が
「借金の犠牲になるのはいやだ」と毎日父母にあくたれのしどうしで、
性質も目つきも変ってきて、
どうやって精神科の医者に連れて行ったらいいかと心配しあっている状態です。
父は「お前がいないと人出がなくて店はやってはいけない、破滅だ」と言いますし、
入院中の弟や、五十三才になる父の勤め口等を考えると、思い切ることもできず、
やはり私がいて「家」を支えねばならない思いもします。
(朝から夜は十二時迄、休む暇なく働くだけで、自分の時もなく、何も得ることのない、
いつ破産するかも知れない将来性のない店に、自分の青春を犠牲にしてみたところで、
甲斐のない店。毎日、兄のため家中が暗くて落つかず……父と兄の喧嘩で嫌気がさす。
店は店で、酔った客や、客同士の喧嘩で、まったくうんざりする事ばかりです)。
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