カリウム40 (Potassium-40) は天然カリウム中に少量存在するカリウムの同位体で
ある。陽子数および中性子数共に奇数である奇奇核であるため、やや不安定で放射
性同位体である。半減期は12.48億年。
カリウムは、岩石に大量に含まれるほか、動植物にとって必要不可欠な元素である。
食品中に含まれるカリウム40の濃度はかなり高く、白米1kg中の放射能強度は33ベク
レル(Bq)ほどになる。外洋の海水中には1リットルあたり12.1ベクレルが含まれる。
カリウムは水に溶けやすくナトリウムと似た性質を持ち、経口摂取するとすみやかに
全身に広がる。生物学的半減期は30日とされる。人体が持つ放射線強度は、体重60kg
の成人男子で約4000ベクレルである。これによる年間の内部被曝線量は、0.17ミリシ
ーベルト(mSv)となる。飲食で人体中に取り込まれるカリウム40の放射能強度は1日
あたり約50ベクレルであるが、人体中の余分のカリウムが排出されるのに伴って1日
あたり同量(放射線強度約50ベクレル)が排出される。天然に存在する放射能の中で
内部被曝による線量が大きいものの一つであるが、カリウムの経口摂取量の大小にか
かわらず、カリウムの体内量は常に一定に保たれているため、食事による被曝量の変
化はない。
ウィキぺディア カリウム40より
放射線が気になる人は何も食べない方が良いかも。
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