山上たつひこの「光る風」

漫画板なのかと悩みましたがこちらにスレたてさせていただきました。

山上たつひこの「光る風」を読みました。
日本三大奇書とか読むと鬱になるとか、70年代のトラウマ漫画とか極左のバイブルとか
言われていますが、確かに読んでひっくりかえりました。
http://www.amazon.co.jp/%E5%85%89%E3%82%8B%E9%A2%A8-%E...
なんなんでしょうか？コレは？

後で聞いた話では作者はこの漫画を描いたことで当局に目をつけられて最後のほうは
追われていた為、打ち切りに近い形で作品は終了。（絵柄やストーリーも最後は雑なかんじ）
拉致監禁された挙句、薬物を注射されたかロボトミー手術により廃人同様の状態にされて
描いた漫画が「ガキデカ」だという話をネットで見ました。

確かにそういわれてもおかしくない芸風の変化だと思います。
（百歩譲って当時がそういう時代背景だったとしても）

リアル世代の方、本当はどうなんでしょうか？

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時代…としか言い様がないんだろうね。
人類を何度も滅ぼせる核兵器を配備した大国同士
が冷戦を続け終末ムードが漂っていたのだろう。
のちのノストラダムスの大予言などが流行るのも
うなずける。
日本人はどこかで滅びを望んでいる所があるのか
もしれない。
しかし実際は滅びなど来ず庶民は死なない程度に
未来永劫苦しめられるであろう事を皆分かって
しまった。
光る風では若者がいくら足掻こうが不幸な結末しか
起こらない未来が描かれていた。
国家権力の前では何者も無力なのだと。
これは現実となったかは分からないが実際国民は政治
に無関心となり無気力で個人主義な流れに至っている。
果たして日本でこの流れに逆らい希望を持つ若者が
立ち上がる日はやって来るのだろうか。

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