日本とフィリピンの交流を目的に子どもたちによる絵手紙の交換を6年前から行っているNPO法人に
去年11月に台風の影響で約8000人の死者・行方不明者を出したレイテ島から絵手紙が届き、
多くの子供達が描いていたのは家族の絆であった。
このNPO法人のスタッフ中村さんは今回初めてレイテ島の子どもたちに参加を呼びかけた。
レイテ島に直撃した台風30号では住宅の9割が流され400万人以上が避難生活を余儀なくされた。
支援のためレイテ島を訪れた中村さんはこの時に絵手紙のテーマを「私を笑顔にするもの」に決めた。
レイテ島から届いた270枚の絵手紙、物や趣味などを描く日本の子どもたちの絵手紙とは違い家族の絆が描かれていた。
この日レイテ島を支援する13人のボランティアが集まり、絵手紙の展示を行う準備を始めた。
思いのこもった絵手紙にボランティアの人たちは引き込まれていった。
ボランティアの人たちは絵手紙を描いた子供達を知るために現地スタッフを通じて電話で話を聞いた。
自身の家が壊れたジェニー・ローズちゃんは家族と助け合いながら避難生活を続けた。
電話でローズちゃんは家族が私にとって最も大切で母親がいるから勉強もできるし、ご飯も食べられると話していた。
「私を笑顔にするもの」レイテ島から届いた絵手紙は身近な大切なものを教えてくれる。
(NHK「おはよう日本」2014/10/24)
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