>>6 俺もサンクチュアリが好き。
で、サンクチュアリ好きには、このSF短編小説が超オススメ。
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『月を盗んだ男』(1980) チャールズ・シェフィールド
(あらすじ)
宇宙に想いを馳せる若者、レンとゲリー。
二人はロケット用の新推進剤を考案して認可申請に赴くが、役所での難解で煩雑な手続きの壁の前に敗退する。
様々な法律や規制でがんじがらめになり、すっかり停滞している宇宙開発。
国家も企業も宇宙を見捨てた時代—。
この状況を打破して世界の関心を再び宇宙に向けさせようと、二人は別の手段を模索する—彼らに同情した役人の、
「近ごろでは二年以内に(認可が)降りたためしがありませんな—それに、十年も前から申請が出ていて、
まだ審査中のものもありますよ。やはりまっとうな道を選ぶべきでしょうな。つまり、大組織に加わるか、
自分で法律の勉強をするんです」というアドバイスをヒントにして…
技術屋のゲリーは“大組織”(政府機関)であるNASAに入局。
一方、レンは“法律の勉強をして”弁護士になった後、数々の犯罪者の無罪判決を勝ち取った実績を買われてマフィアの一員となる。
その後、40代の若さで組織のトップに登りつめたレンは、「官憲の目の届かないところで麻薬の栽培を行う」という名目で、
まず、静止軌道上に放置されていた廃棄宇宙ステーションに作業員を送り込んだのを足がかりに…
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