>>1 通常の場合を想定しているなら、「医者が死亡を確認した時点で死」です。
それは解りますよね。
また、事故・事件に巻き込まれた場合はもう少し曖昧になり、死亡日時は「推定」で処理されます。
行方不明などで遺体が確認出来ない場合は、保険金などの問題でこれも推定されます。
以上が法的な「死」です。
では医学的にどうかと言えば、「生」の定義から外れた時点で「死」だと言えるでしょう。
つまり、厳密な「生」という定義が必要になるわけですが、これが案外難物です。
「脳死」とは言っても、精神活動が停止した(したように見える)だけで肉体が生きている場合どうするか。
生命維持装置を外せば、即、死に至る状況をどう捉えるか。
心臓が停止してもAEDなどで鼓動が回復する場合もあるのだから、心臓停止=死では無いと言えるのか。
そのあたりは議論中であり、医学的な統一見解はまだできていないと考えるのが現時点では妥当でしょう。
明らかな死亡、明らかな死というのは厳然と存在しますが、グレーゾーンも存在します。
これは個々人の思想信条や生命観・宗教観などとも関わっており、決着がつくかどうかも不明です。
個人的に言えば、精神活動が停止した段階(つまり脳細胞が物理的に死滅して
回復の見込みが限りなくゼロに近い段階)で「死」と定義しても良いように思いますが、
身内にそんな人がいても同じことが言えるかと言うと、自信はありません。
呼吸器の力を借りていると言っても息をして、ただ眠ったようにベッドに横になっている近親者を
「死んでいる」と言い切れるかどうか。
難しい話ですね。
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