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いい機会だからちょっと語るわ
その昔、ジュディ・シルって女性フォークシンガーがいてね
彼女は十代にしてほとんどの麻薬や犯罪にまで手を染めちゃってるわけ
強盗をして豚箱にも入ってるよ
ま、それは彼女の生い立ちにもよほどの原因があったんだけどね
その彼女が奏でる旋律ってのが、そういった影の部分を感じさせないくらい
繊細なんだけど神秘に満ち溢れていて、どうにもこの上ない心地よさを誘うんだわ
キリスト教への傾倒が強かったから、尾崎のようなネガティヴでありのままを放出する歌詞ではないんだが
実生活での不正行為は遥かに尾崎なんかを上回ってるだろうよ
だからといって、彼女の作品まで有耶無耶にしちまおうなんて世の働きはないし
ましてや、そんなことあってはならないことだと俺は思うんだな
彼女も結局最期ははオーバードースであの世に行っちゃうんだけどね
あるドキュメンタリー番組で「涙とか流されたりするんですか?」て問いかけに、秋元康がこう答えていたよ
「あります、雨の中をずぶ濡れになりながら駅に向かって一目散に駆けてゆく若者たち、、タクシーの中から見ていてね」
若さってそんなもんでしょよ?て俺は思うわけさ
脆くて儚くて一瞬だけど、混沌として強情でどこかしら向こう見ずで
そういうのって何ものにも代えがたい価値だと思えるし、歳をとってから薄々気づくんだよな
それを証拠に、カラオケなんかで尾崎を歌ったら昔よりも今の方がビンビンくるしね
ま、4〜50代のおっさんが「盗んだバイク」なんて表現してたらさすがに俺も「こいつイタいなw」とは思うけどさ
紛れもなく15で書かれたものだろうし
お前らの度量だとか感性、さらにはチャンネル(周波数)云々てのはそういうことなんだな
知らず知らずのうちに積もり積もった人生の膿が尾崎スレで逆昇華されてんだよ
それもこれも、ある意味尾崎のおかげじゃん?
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