【中日新聞より】止まらぬ衝動 愛されたくて「性依存症」を考える
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/popress/love_... 四六時中、セックスのことを考えたり、好きじゃない複数の相手と関係を持ったりしてしまう「性依存症」。
「いわゆる美人が多く、知的な職業に就き、コミュニケーション能力も高い傾向がある」。
長年、性の悩みに耳を傾けてきた金沢市のカウンセラーで助産師、あねざきしょうこさん(62)は話す。
ある30代の未婚女性はセックスのことが仕事中も頭から離れず、不倫相手に頻繁に電話やメール。
連絡がとれないと家に押し掛け、「奥さんに告げる」と脅すなど男性を追い込む行為を繰り返す。
結婚や人格的な愛情を求めているのではなく「自分の承認欲求を満たし、エクスタシーに近いものを得ている」
精神保健指定医の奥田宏院長は「愛されたい、必要とされたいという欲求は誰にでもある。
性依存症はその出方が一面的で過剰。寂しさや悲しさを一時的に覆い隠し、
生きづらさを埋め合わせようともがくのは、他の依存症と同じ」と話す。
都内在住の自営業男性(37) 女子高生と性行為がしたくなるんです。
その日の相手をテレクラや雑誌で探し、膨大な人数と会いました。
7年前、児童買春・ポルノ禁止法違反で逮捕され、うつ病で精神科に通い、依存症と診断されました。
衝動が起きるのは不安や怒りで感情がぐらついたり、急に予定が空いたときです。仕事の問題からも逃げました。
性的な関係を持つ人がいる瞬間だけは安心できるから。正直やめたくない気持ちと、
社会的に破綻するとの思いが混じっていました。性犯罪の刑罰を受けても、依存症を治療しないと
繰り返す恐れがある。回復しなければ当事者にとっても、社会にとっても不幸です。
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