欧米にはなぜ、寝たきり老人がいないのか
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014 2012/06/23(土) 15:53:56 ID:I5NW2aFpeA
金があるか無いかの問題ではない。
これは生命倫理の問題なのだ。
脳死の問題が出ると、脳死は人の死であると主張する者が現れる。
彼らにしてみれば人間の生命とは脳と意識に由来するものであるということになる。
この考えによった場合は、意識のある老人を餓死させることは殺人である。
老人に意思がある限り、胃ろうであろうが点滴であろうが
その老人の意識を維持させることが「救命」行為である。
救命行為に多少の苦痛がともなおうと問題は無い。
この世にあるほとんどの救命行為は多かれ少なかれ苦痛を伴うのだ。
此処までの点では僕は脳死主義者と同じ意見である。
しかし、ここから先は、僕と脳死主義者と欧米人の意見は分岐する。
僕は脳と身体という単純な二分論は採用しない。
僕はニーチェと同じく精神と肉体は一体のものであるという立場をとる。
脳死主義者の脳至上主義も、
欧米人の肉体至上主義も、それらの関連性を無視した片手落ちの議論でしかない。
人間は脳だけ、身体だけで生きるのではない。
脳と身体の組み合わせの上に自己が存在するのだ。
精神と肉体は相互的に相手を変容させる関係にあり、
その総体が個人なのだから。
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