?なぜ義務教育って、『世間の仕組み科』が無いの?


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054 2014/01/19(日) 17:01:55 ID:w.QtH7OrXU
>>48
山本さんの「貧乏人は自身の価値観によって貧困のループに陥っている」という指摘は正しいと思います。
さらに、「戦場を生きのびる教育哲学」を否定する気はありませんよ。死んだらオシマイですもんね。
ただ山本さんに対して不満があります。なぜ「戦場社会を少しづつでも変えていく教育」も必要だ、とおっしゃらないのでしょう?

『世の中の仕組み科』をするとするなら、
「世の中の仕組みは今こうなってるから、そこで成功するための知識やスキルを教えましょう」にくわえて、
「世の中の仕組みは今こうなっていますが、こう変わったほうがいいという意見もあります。あなたならどちらの社会がいいと思いますか。」
という二つのものの見方があるべきだと思います。
すなわち「今の社会に適応する教育」と「今の社会をズラして見る教育」ですね。

山本さんも、おっしゃっているように近代公教育そして義務教育の理念は、憲法26条にあるように教育の機会均等・平等ですね。
封建社会のように、身分、性別、人種、肌の色、宗教・・・などによって教育を受けるチャンスが異なっていてはならない。
そして、もちろん生れ落ちた家庭の貧富の差によっても。
国はこの人権(教育を受ける権利)を保障する義務がある。
これは未だ実現されておらず、貧富の差によって教育の機会が異なっているのが現実ですね。
人権は闘って勝ち取らねばならない。民主主義とは人々がその政治の闘いに参加するシステムのことを言うのでしょう。
女性や、有色人種(公民権運動)の人権・教育を受ける権利も闘ってこそ得られたものですよね。

個人のために、現実にある差別・格差を少しでも乗り越える智恵やスキルを提供することは、公教育の役割の一つでしょう。
しかし、もう一つ。その差別(チャンスの不平等)を「永久に変わらないからそこで生きるしかない」とあきらめるのではなく、
自分も含めてみんな(公共)さらには「未来の私たちの子どもたち」のために社会を変えていこうとする人間を育てること、
それも、公教育の役割の一つだと思います。

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