「おじさんに謝りなさい！」

さきほど、ドラストのレジで落ち着きのない子供が私にぶつかった。

躾のできてない母親に腹が立ったが、その母親が私にぶつかった子供を見咎め、スレタイのセリフを言い放った。

「おじさんに謝りなさい！」

私は３２歳である。

言われるままに子供は私に向かって

「おじさん、ごめんなさい・・・」

私は３２歳である。
私は３２歳である。
私は３２歳である。
私は３２歳である。

２０１７年の蒸し暑い蒸し暑い日曜日の黄昏。


私は確かに３２歳である。

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