死が怖すぎて考えると涙が止まらない

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死ぬ事を考えて怖いというが、生きている事の方が不思議で怖くないのか。
生きている体は、６０兆もの個別の極小サイズの生物がウゾウゾと集まって一つの巨大な生命体らしきものを形作っているに過ぎないんだぞ。
イワシなどの魚は群れをつくって一つの巨大な魚影を形作っているが、極論すればそれと同じようなものだ。
しかも我々の体と言う群れでは、日々何億もの細胞が死滅して体外へ押し出され、垢などになってボロボロと死骸を落し、
かつ、体内で新たな細胞が生まれては所定の位置について活動をしているんだ。
どの細胞を個別に取り出してみても、たとえ脳細胞でさえも、それら一つ一つには知性が無い。
知性も理性も無い細胞が集積した途端に「死が怖い」とか言う方が奇妙じゃないのか。
自分の肉体の中では日々死滅と誕生が繰り返されているというのに。

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