“ジェンダーフリー運動”と“同性愛解放運動”には、共に「性の秩序を破壊」して「家族を解体」し、
それによって、「革命を醸成」する役割がある。
つまり、これらは『共産主義革命の手段』として行われている。
かつて、共産主義者はロシア革命後、西欧先進国での革命を試みたが、
彼らのいう家父長的権威主義的な “家族” とキリスト教の “性道徳” が障壁となった。
そこで、まず 伝統的な 「性道徳を破壊」 し、近代的な 「家族を解体」 しよう と考えた。
この時、課題とされたのが、「マルクスとフロイトの統合」である。
マルクス主義と精神分析の合体は、共産主義に欠けていた性革命の理論を補足した。
この試みは、“ヴィルヘルム・ライヒ”と“フランクフルト学派”によって行われた。
http://d.hatena.ne.jp/jjtaro_maru/20091023/125625467... ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━
“フェミニスト”たちは、「家族の健全な枠」を“崩す”ことにやっきとなっている。
「家族を崩す」という“隠された動機”を持つのが、『多様な家族』 論である。
父母子の三要素が揃った家族を『基本家族』と呼んでいるが、その内の何れかが欠けた形態も、
「基本家族とまったく同等の権利を認め、優遇せよ」 と要求している。
“同性愛者カップル”などは、すべてにわたって男女の区別を否定し、
家族と家庭をバラバラの個人へと“解体”する事を狙っているとしか思えない内容である。
それはただ、 『家族の枠』を“崩す”ことを目的としている としか考えられないのである。
したがって、『婚姻制度』の極めて重大な“原則的変更”を意図するものである。
何の為に「家族を否定」するのか。それは、現体制の「秩序を乱し」「道徳を崩し」「価値観を混乱」させ「体制を弱体化」
させるのが“隠された動機”である。その為に「社会の基本的な枠組み」を“崩す”ことが当面の目標になる。
【元東京女子大学文理学部教授 日本ユング研究会会長 林 道義】
http://www007.upp.so-net.ne.jp/rindou/femi6-6.htm...
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