人生に希望が持てない

神は単なるたんぱく質の塊にエゴを与えたもうた
エゴのやたらと強いたんぱく質を人間の脳と呼ぶ

全ての動物に、生物にこれは備わっているが、人間ほどではない
程度問題だ
だもので、エビや貝は生きたまま熱湯で茹でられても痛苦はないとされ
牛や豚は屠畜されてもわが身を儚むことはないと思われてしまう

人間に至って、どうしてこんなにエゴが発達したのか、する必要があったのかは、
その設計図が他の脊椎動物全般と大差ない割には謎である
独立型スーパーコンピュータには意識は発生しないが、ネットワーク型には発生するわけでもなかろう

エゴが内部に発する強烈な電波が「希望」である
うつ病になると、このメカニズムが損壊される

エゴは免疫系のようなもので、なくては困るが、強すぎても厄介だ

アトピーや花粉症などの自己免疫障害の増大は、うつ病（＝エゴ障害＝希望障害）の増大と比例する
アンチウイルスソフトが意識の発生源でもないのに

エゴの強大さを制御し、抑圧するものは何か？
それを内部に保てる心の仕組みは何か？
世間の内部化か、超自我か、神か、恐怖か、ストレスか、忘我的集中か？

エゴを抑制する仕掛けがそのまま鬱を招くのではもちろんない
むしろ、エゴを制御する仕掛けの欠陥、不全こそが、鬱の罠を用意する

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