プラスは価値があって褒められるべき、
マイナスは価値が無くてけなされるべきなんて
考え方からしてもはや腐れきった未熟な考え方だもの。
その考え方に即して、ブルーカラーの仕事を安請け合い
させられたせいで功業汚染などが深刻化してしまっている
今の中国などを嫌悪の対象にもする。ほんの十年程前まで、
「中国人とアメリカ人は大陸的なところが似ている」
なんてことを言ってた人間がいたのも覚えてるがな、
自分たちの落ち度のしわ寄せが中国に大量に
吹き溜まってると知った途端にこれだ。
それは、無責任極まりないことだ。
プラス、プラスの一辺倒でマイナスを蔑ろにするのは、
実際社会に適用してみれば、単なる無責任となる。
「世界の警察」を標榜する米軍も、摘発することにうまみの
ないメキシコの麻薬マフィアなどは野放しにしたままでいる。
ただプラスであることばかりに目を向けてマイナスから
目を逸らしているだけで、プラスを追い求めたに相当の
マイナスのしわ寄せは必ずどこかに来たしてしまっている。
だからもう、プラスばかりを好き好んでマイナスを忌み嫌う
ような無責任の元凶となる態度からして改めて行かなければならない。
この世にはプラスもマイナスもあって、一方の偏重や駆逐ではなく
両者の調和こそを図っていかなければならぬとわきまえねばならない。
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