「毎年学生が社会人となって市場に参入してくるので、飽和することはありえない」
実はこれと同じことを言っていた団体があり、それがかつて摘発を受けたネズミ講(真の
意味での)「天下一家の会」だというのは、皮肉というべきか、そのそもコンセプトが一
緒だったというべきか、非常に面白いことです。
さて、学生が社会人となるから飽和しないというのが正しいことでしょうか?
例えば1人あたり5人のダウンが付くと考えてみて下さい。
EXCELでも使えば簡単に計算できますが、12段階目でそのマルチ商法に関わる人数は
61,035,156人となり、12段目でダウンについた人(48,828,125人)全てに5人のダウ
ンをつけるには244,140,625人という現在の日本人口の倍もの人数が必要になってきます。
とても学生が社会人になる人数なんてもので追いつくはずがありません。
ましてや、競合他社もいれば、その商品を必要としない人もいるのですから。
ちなみに、10人のダウンをつけるとなると、わずか9段階目で1億人の新規加入者が必要
になります。
ちなみに、既に飽和が間近いということは、近年、学生まで闇雲に勧誘し、トラブルを
多発させていることからわかります。
将来どころか青田刈りまでしなくてはならなくなっているところが、飽和はないという
理論がデタラメであることを証明しています。
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