まさにその方法だったんだ。
よく聞く話で海外で体の中に入れて運んで帰ってきて出す。
それだったんだ。
でも、確実に違うのは小さいのを出して一回り大きいものかを入れていたんだ。
肛門から体内に。
早退して帰った俺は自分で鍵をあけテレビが大きな音でかけられたリビングダイニングに入ろうとしたら中で取引してたんだ。
ちょうど真後ろからだったんで一部始終が手にとる様にわかったんだ。
台所の食卓テーブルに手をつく形でお尻を突き出した家内のスカートを捲し上げパンツをずらし一人の工作員が肛門を広げもう一人が例の数珠繋ぎになった球状のケースらしきものを取り出していた。
一通り出し終えると少し大きめの同じようなものをカバンから取り出し
「今度歯これを入れさせてもらうよ」と目の前に差し出した。
それを見た家内は小さく「ひっ」っと声をあげた。
家内のピンチではと思ったが足がすくんで声を殺すのが精一杯だった。
工作員の男が一つ目二つ目と家内の体内に入れていった所で家内が
「もっと深く入れて」と工作員に懇願したんだ。
たぶん発覚を恐れた家内がより深く隠そうと思ったんだろう。
そこでピンチなんかでなく家内と工作員がグルである事に気付いたんだ。
「あっ」っと、つい声が出てしまった。
二人の工作員は俺の声に驚いて振り返った。目が合った俺は慌てて家を飛び出したんだ。
今、書いてて気付いたんだが会話が日本語だった。
日本の特務部隊かも知れない。
なんか少しほっとした。
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