初恋の君

30年ぶりの同窓会
僕の座ってるテーブルに、より美しくなった「初恋の君」が来た。
僕を見つけた彼女は女子との会話を打ち切って、僕の隣に・・・

「今日、一番会いたかった人」。。。
彼女は、関東に嫁いでるが今日は数時間かけて神戸まで帰って来た。

結局、彼女は、他に移動する事無く僕の隣で1時間以上。
僕の心臓の鼓動は鳴り止まない。アルコールで誤魔化そうと呑み続けるが酔わない。
会が終わる寸前に恩師に挨拶をしに席を立つ彼女。
会が終わるとすぐに振り返る事無く、迎えに来てくれた家内の車へ。

気まずさと切なさが交錯する車内。

皆ならどうしてた？

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サムネが災いしたか

こっちなら訪問者も増えたかな？

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>>2
プッ



>>1
奥さんに迎え要らずと打電して、そのままホテルへ

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重松清のトワイライトみたいな話だな。

俺の初恋の相手は結婚してるし子供が三人いる。
俺も結婚してるし子供が一人いる。

どうなれば満足なのかを考えても
どの道も失うモノが多すぎる。

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>>3
勢いにまかせて、そうなりそうな僕が居た。
>>4
彼女にも僕にも成人を超えた子供が二人いる。
お互い家庭円満の状況。
どちらも壊したくない。。。

携帯番号だけ聞いた。
家に帰って、お礼の電話を一度。
「席、離れてごめん」と彼女
「いいよ」
「今、2次会来てるの」
「そっか、今日はありがと」
「うん」
「明日帰るんだね、気を付けて、じゃあ」
「ありがと。名刺の(PC)アドレスにメール下さい」

メールはしてない。。。

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>>1
そして、明けて日曜日。
奥さんに昨日の出来事を、さも嬉しそうに語ってしまった自分。
その話の内容を聞いていた息子から、さりげなく忠告されてしまうんだろ？
「母さんにするような話じゃない」ってさ。

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